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『阿修羅ガール』舞城王太郎


阿修羅ガール (新潮文庫)阿修羅ガール (新潮文庫)
(2005/04)
舞城 王太郎

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舞城王太郎の作品で初めて読んだのは『煙か土か食い物』だった。大森望と豊崎由美の『文学賞メッタ切り』で、メフィスト賞がかなりこのう評価ということで名前の知っていた舞城王太郎に手を出したのだ。

『煙か土か食い物』は、普段ミステリなど読まない僕が、あれよあれよとラストまであっという間にたどり着いてしまうような作品だった。ミステリの文法は一切知らないが、どう考えても普通ではない想像力が出現したんだなと感じた。

そしてこの『阿修羅ガール』。三島由紀夫賞の受賞作品だそうだ。なにかしらの賞を受けているならいいんじゃないかと思い、読んだ。

相変わらずの舞城節だった。

視点もどんどん変わり、次々に現れる場面にめまいを覚えそうになる。何が何だか把握するのが精いっぱいというところだろうか。

しかし、異常なまでの技法を持っていることを感じさせる。従来の小説えはまずお目にかからないような技がどんどんでてくる。

また、やはり特筆すべきなのは、想像力に他ならないと思う。

随分と場面が飛んだり、舞台も変化するが、すべてが実はつながっている。しかし、その数が異常だ。よくもおも思いつくなと思わずにはいられないほどたくさんの世界が登場する。

いわば、クエンティン・タランティーノの『キルビル』のような、舞城王太郎の世界が物語になっているということでもある。

自分の世界であるため、ストーリーはあるがない。それで最後まで引っ張るのだ。それができるのが舞城王太郎なのだ。

僕の想像力をはるかに超えているので、解釈しきれない部分もたくさんあったことを付記しておく。
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『人生相談は「不幸な人」にしよう』内藤誼人

人生相談は「不幸な人」にしよう 心理学に学ぶ意外な日常の法則 [ソフトバンク新書]人生相談は「不幸な人」にしよう 心理学に学ぶ意外な日常の法則 [ソフトバンク新書]
(2006/10/17)
内藤誼人

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『なんとか心理学』というような本は世の中に数多くあるが、実際に面白いものはそうそうない、と著者は言う。

一般人に学問の最前線を解説した本というのはそうそうない。

そういうわけで、この本はそれらの本から一歩抜きんでていることになる。

というのも、この本に取り上げれていることはどれも興味をそそられることばかりだからだ。

いくつか引用してみる。

朝型人間の方が、試験で言い点を取れる

恋をしていれば、「うつ」になりにくい

ムシャクシャする気分をなくせば、肥満予防に

締め切りがないと、誰も行動しない

無意味な「雑談」が、楽しさを決める


というように、日常的だが楽しそうなものばかりだ。

一応実験で立証されているわけだが、話半分で楽しむといいと思う。いくつかは生活に取り込んでみるのもいいと思う。

というわけで、僕もいくつか実践してみようと思う。

『おれは非情勤』東野圭吾

おれは非情勤 (集英社文庫)おれは非情勤 (集英社文庫)
(2003/05/20)
東野 圭吾

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東野圭吾を知らない人はいないでしょう。

主人公は、非常勤講師の「おれ」です。ミステリ作家を目指している設定です。この「おれ」の行く先々でいろいろと事件が起こるということです。

「おれ」が主人公の話は全部で6つ、別の話が2つあります。

もともと小学生に向けて書かれたものを加筆したということもあり、ものすごく読みやすいです。ただ、読みやす過ぎて読みごたえがないです。

ミステリというと、やはりトリックが一番重要でしょう、トリックに関してはさすがに、専門の人だけあっていいと僕は思います。

東野圭吾の本は『探偵ガリレオ』以外、まともに読んでいないのでマッピングは不可能です。が、今まで読んできた小説の中で考えると、オススメはしません。

というのも、どうせ読むならもっと重めの本の方がいいからです。読んでも楽しかっただけですので、別のものをオススメします。

読むのなら10分あったら30ページくらいは読む勢いで読まないとだめでしょう。こんな本に時間をかける余裕はないと思った方がいいでしょう。

結構面白いと思いますが、時間をかけて読む必要はないと思います。

人生 汗と涙と情 浅尾法灯著

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人生2割がちょうどいい 岡康道×小田嶋隆著

人生2割がちょうどいい人生2割がちょうどいい
(2009/05/14)
岡 康道小田嶋 隆

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いやあ、楽しい本です。

何が楽しいかって書いてるというか対談している2人は同級生らしいんですけど、彼らの人生で起きたことが面白いです。

浪人、父親の破産、アル中など様々な問題が2人に立はだかるんですけど、どうやって乗り越えてきたのかというのが主な話でうす。

二人が何物なのか知らないですけど、彼らの掛け合いは最高です。二本立てで目当て以外の作品を観て満足した感じです。

少し失礼ですけど、二人はそんなにいい生き方をしているとは思えません。しかし、読んでいると元気が出ます。人生どうにかなると思えてきます。間違っているかもしれませんが、そうだと思いたいです。

こういう面白い本は、説明するより中身を読んでもらうといいでしょう。ということで少し引用します。

小田嶋「友達は俺も少なかった。というか、高校をやめちゃおうかというぐらい、ちょっと気持ち的に荒れてたことももあったしな。そうそう、俺が期末試験をサボったことがあって、その時にが左手で書いた答案を、俺の名前で出したこともあったね。」

岡「漢文の試験かな。あり得ないような答案でしたね。」

小田嶋「試験を受けないとボイコットだから、10点でも15点でも答案が出た方がいいだろう、という気持ちで出してくれたのではあると思うんだけど。それがバレて、岡が学校を停学になったこともあったね。」

岡「それがさ、僕が停学になった時に、小田嶋は教師に「俺は頼んでない」と言ったよね。まあ、たしかに頼まれてないんだけどね。だけど…。」

司会「それはそれで。」

岡「それはそれさ。何だかこう、ねえ。」

小田嶋「お前は停学中でいなかったけど、あの時ホームルームが開かれて、また勘違いした女子が「岡君が友情でやったことなのに」とか何とか言ってたんだよ。それで俺が、いやそんなんじゃないんだ、僕としては非常に迷惑なんだ、という話をしてさ。俺はそれで一時、すごーく嫌われたんだよ。」

岡「たしかに、別にそういうストーリーでやったわけじゃない」

小田嶋「だろう?おまえは面白がってやったんだと思うよ。」

岡「まず、左手で書いても、教師はわからなんじゃないかと思ったね。」

司会「わかるんじゃないんですかね、普通は。」

岡「いや、実は最初は英語の時間にやったんですよ。そして、すぐにバレちゃったわけ。「こんなこと二度としちゃだめよ」ち先生に言われて、「はい」なんて言った次が漢文だった。教師もまさか二度やるとは思っていないだろう。つまり今が一番チャンスじゃないか、と考えたんだ。」

司会「そんなばかな。」

小田嶋「それで、あれを漢文の先生が見て、この答案は何だろう、とやっぱり不審に思って、結局バレちゃったんだよね。」

岡「だから、何ていうのか。試してみたいんです、僕は。また出席番号の順番が、岡、小田嶋と、いい具合に続いているでしょ。だから試験用紙を僕が2枚もらって次に渡せばわからないんです。」

小田嶋「でも停学になってるんだよ。」

司会「それは自分の答案も書くんですよね?」

岡「もちろん、もちろん。僕、漢文できましたからね。右と左とで2枚書きました。これ、なかなか大変なんですけどね。」

司会「水森亜土、ですか。」

小田嶋「で、俺はのころ、何をやっていたかというと、日比谷公園で歩道されていたんだよ。映画を観に行った帰りに時間をつぶしていたら、君、高校生?って婦人警官にいきなり声をかけられて。」

以下続く


全部で2ページほど、長々と引用しましたが、出版社の方、許してください。

本自体は、およそ270ページありますが、面白いのであっという間に読めます。
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