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その科学が成功を決める リチャード・ワイズマン著

その科学が成功を決めるその科学が成功を決める
(2010/01/26)
リチャード・ワイズマン

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久しぶりの書評です。

タイトルだけ見ると、「おっ、科学的見地からのビジネス書か?」と思うと思います。

しかし、この本の帯にはこう書いてあります。

「…科学が実証した自己啓発の真偽 それでも自己啓発本を信じますか?」

自己啓発否定の本です。僕的には、自己啓発よりもこういう本の方が自己啓発されます。

今までの自己啓発本に書いてある話は、科学的に根拠がないという話です。一例をあげると、「目標を書きだした人は成功するというイエール大学で行われた実験は、実は行われていない都市伝説だった」とかです。

この本は、まず内容が面白いです。目次の項目は、

実験1 「自己啓発」はあなたを不幸にする―「自己啓発」を実践している人は、何もしない人より幸福度が低いという衝撃のデータ
実験2 「面接マニュアル」は役立たずだった!―「ヘマをしたほうが好感度がアップする」という米デューク大学の大規模調査
実験3 イメージトレーニングは逆効果―ペンシルヴェニア大学研究室発「プラス思考が人生を暗くする!」
実験4 まちがいだらけの創造力向上ノウハウ―オランダでの研究成果「暗示をかけるだけで人は創造的になれる」
実験5 婚活サイトに騙されるな―ノースウエスタン大学発「大勢にモテようとする女は敬遠される」
実験6 ストレス解消法のウソ―アイオワ州立大の研究では「カラオケは逆効果」
実験7 離婚の危機に瀕しているあなたに―「夫婦間の話し合いは効果なし」ワシントン大学調査が下した冷徹な事実
実験8 決断力の罠―「集団で行う意思決定はリスクが高い」というMITの実験結果
実験9 「ほめる教育」の落とし穴―コロンビア大学発「ほめられて育った子供は失敗を極度に恐れるようになる」
実験10 心理テストの虚と実―アテにならないこれだけの科学的根拠
(アマゾンより)

となっています。

まず見て思うのは、面白そうということです。僕は書店で見て、即、買うことを決めました。

さらにこの本の凄いところは、「こんな方法を取り入れると成功に近づきますよ」という項目を作ってくれているということです。その辺は自己啓発本と変わらない気もしますが、そこで科学の登場です。普遍的な法則ですので(統計でので完全ではないですが)万人向けの方法論となっています。

抽象的な内容もありますが、具体的にこんなことをするといいということもしっかり載っています。

それと、翻訳本にありがちな読みにくい役ではないので、食わず嫌いする必要はないです。必要なところだけでもちゃんとわかるつくりになっています。

1700円の少々お高い感じですけど、270ページほどありますので、十分な値段だと思います。

あと、タイトルと表紙を見て思いましたが、

その数学が戦略を決めるその数学が戦略を決める
(2007/11/29)
イアン・エアーズ

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この本とタイトルと表紙が似てませんか?

出版社は同じみたいです。
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NINE

監督:ロブ・マーシャル
脚本:アンソニー・ミンゲラ
出演:ダニエル・デイ・ルイス

nine1.jpg

ストーリー
天才映画監督グイドは、映画のクランクイン直前になっても脚本が書けなかった。しかし映画の撮影は始まってしまい…

出演者が豪華なことで話題になったこの作品。出演者が豪華ということ以外は、基本的にほかのことには何も触れらていないということもあってか、「どうせ大したこととないでしょ」と僕は思っていました。

結論からいいます。大したことないです

参考までに、興行成績を書きますと、製作費8000万ドルでアメリカ国内で2000万ドル弱、世界規模4500万ドルくらいです。これから伸びても製作費は回収できないでしょう。

ちなみに4500万ドル規模の興行収入を持つ作品は『バス男』(原題:ナポレオン・ダイナマイト)がありますが、こちらは製作費が40万ドルくらいです。あくまで参考ですのでね。

脚本を手掛けたのは、アンソニー・ミンゲラ、『イングリッシュ・ペイシェント』を監督した人です。その人が脚本を書いたといっても、僕は彼の作品を一作品も観ていないのでどんな作品を作る人だか知りません。

監督のロブ・マーシャルについては、アカデミー作品賞作品の『シカゴ』は観ました。ミュージカル映画が嫌いになりました。テンポも遅いし、つまらない歌が始まるし…。

というわけで、僕はミュージカル映画がそんなに好きではないです。

そんな事情がありましたが、これは面白いかもしれないぞと思いながら観に行きました。

案の定、大したことなかったです。

まず、主人公の映画監督グイドが、映画を作れなくて悩むというのが映画の出発点です。しかし、主人公、悩んでいないです。少しばかりは、脚本を考えようとするシーンありますが、映画の大半を占めるシーンというと…

女の子と遊んでるんですよ。

「なめてんのか、こら!」と言いたくなります。もっと、悩んでどん底まで落としてほしいです。それくらいしないと、納得いきません。

天才映画監督なんですから、アイデアがポンポン出るのかもしれませんけど、全盛期のシーンもないから昔との違いも強調されていません。それに、アイデアなんかすぐに出るわけないのですから、もっとアイデアを出す努力をしてほしいです。

これらのことから「この映画は女優に踊ってもらうことしか考えていないのでは?」と思いたくなります。

歌とかはどうでもいいです。歌の質なんか僕にはわかりませんから。あくまでこの歌好きだな、とかいう感想を持つだけですから。

映画の中心に歌が来るのは、、ミュージカル映画ですから悪いことではないと思います。しかし、話がどう考えても薄すぎます。

あと、登場人物が多すぎるので、基本的にみんな出番というか歌うのは一回です。歌は悪くないので間延びした感はそこまでありませんけど、省略が多すぎます。どう考えても、有名女優を入れすぎたために短い感じになったのだと思います。

それと、主要人物の性格を表す描写がほしいです。ケイト・ハドソンとか、雑誌の記者という設定だけで、だれだか分りません。歌はいいのもらってますけど。

エンドロールで思ったんですけど、この映画のプロットってこの映画に対する皮肉じゃないですか?

監督がいい作品を撮れなくなったって、この映画そのまんまです。いい映画悪い映画以前に、中身がほとんどないんですからね。

劇場でほかの客が「主演の男の人の英語聞きとりやすい」「歌がよかった」とか言ってました。「内容は無視ですか」と言われても仕方ないです。語るほど中身がないですからね。

あと、ネタバレになりますんで、読みたくない人は読まないでください。最後に映画を撮り始めるんですけど、撮り始める理由が適当です。悩むシーンはオールカットです。いくらなんでもあれはないです。進化・成長した部分を見せろや!というところです。

配給会社は「ワインスタインカンパニー」とか言うところなんですけど、『イングロリアス・バスターズ』『愛を読む人』以外にほとんど有名な作品を配給していません。

この『NINE』とか、『ノーカントリー』の原作者の別の小説の映画化『ザ・ロード』とかタランティーノの『デス・プルーフinグラインドハウス』とか、こけまくりです。いずれ潰れるんじゃないかと思ってしまいます。

この映画も観て思いましたけど、製作費が多いからいい作品とかはないと思います。『パルプ・フィクション』なんて1000万ドルくらいですし、『ターミネーター』なんて。640万ドルですからね。『パラノーマル・アクティビティ』は観ていないのでどうだか知りませんけど、

世界規模で2億3000万ドルくらいの『JUNO/ジュノ』とか、世界で6000万ドル弱の『(500日)のサマー』とかは製作費750万ドルです。ほんとね、知恵を絞って作って作ってほしいです。

評価:55点
中身ないです。歌を観るものと割り切りましょう。人間描写は『アバター』を超えた薄さじゃないでしょうか。

春休み課題 現代文

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トゥルーマン・ショー

監督;ピーター・ウィアー
脚本:アンドリュー・ニコル
出演:ジム・キャリー、エド・ハリス

truman show1

ストーリー
平凡なサラリーマンであるトゥルーマンは生まれながら人生を世界中に「トゥルーマン・ショー」という番組で放送されていた。あるひトゥルーマンはそれに気付いてしまう…

いや~、面白いです。ただね、評論がめちゃめちゃ難しいです。何から書けばいいのかがよくわかりません。

まず発想がいいですよ。元ネタはあるのかもしれませんけど、そんなことは知りません。コメディ的に面白いのではなく(もちろん面白いですよ)、構造自体が面白いです。

僕はこの映画、『トロピック・サンダー』そして『マトリックス』に似ていると感じました。どちらも本質は同じです。

脚本を担当したのはアンドリュー・ニコルという人なんですけど、この人は『ターミナル』の原案『ガタカ』『ロード・オブ・ウォー』の監督として知られています。この人の『シモーヌ』は観てません(すみません)。

この作品群を見るとわかりますけど、主人公がある状況でどう動くかということを描くという点で共通しています。『ターミナル』は空港から出られなくなった主人公、『ガタカ』は生まれながらの遺伝子で人生がほぼ決まる世界で劣勢の遺伝子を持った主人公、『ロード・オブ・ウォー』は実在の武器商人、『スカーフェイス』みたいな話です。

『マトリックス』を観た時も思いましたが、「世界は誰かに支配されているのでは?」という疑問が頭をよぎりました。

ヴィトケンシュタインが「語りえぬものについては沈黙せよ」といったように答えは不明です。

世界が変わることで自分というものも変容してしまいます。自我というものは社会に埋め込まれるという考えがあるように、自分の身のこなし方はその場において変わるのが普通でしょう。

世の中には「座右の銘」や「行動原則」というものがありますけど、そんなものに従ったら環境が変わったら生きていけません。使いどころにると思いますけど、この映画はそういったことを考えさせてくれます(少なくとも僕にとっては)。

教訓を引き出すために観たのではありませんが、いろいろと示唆に富んだ作品です。

外からは内は見えますが、内から外は見えません。一言であらわとそんな映画でしょう。

そういえば、監視カメラってこんなもんですよね。常に見られている、しかも生まれながらにして。

評価:80点
非常に現代に即した感じのSFだと思います。

アメリカン・ビューティー

監督:サム・メンデス
脚本:アラン・ボール
出演:ケヴィン・スペイシー、アネット・ベニング

amercan beauty

ストーリー
しがないサラリーマンであるレスターは、ある日自分の娘の友人に一目ぼれをしてしまう。そこから、家族や生活が崩壊していく…

1999年のアカデミー作品賞作品です。ほかの候補は、『インサイダー』『シックス・センス』『グリーン・マイル』『サイダーハウス・ルール』です。候補には入っていませんけど、この年はあの『ファイト・クラブ』が公開されています。

とりあえず感想から言うと、一見地味な作品ですけどふたを開けるとめちゃくちゃ面白いです。

製作費は1500万ドルと低予算ながら、世界規模の興行成績は、3億5000万ドルを超えています。

ボックスオフィス『アメリカン・ビューティー』

監督のサム・メンデスは『レボリューショナリー・ロード』や『ロード・トゥ・パーディション』がほかには有名ですけど、この『アメリカン・ビューティー』はデビュー作です。デビュー作でこれっていうのは、ジェイソン・ライトマン級というかそれ以上ですね(ジェイソン・ライトマンは『JUNO』がデビュー作です)。

内容自体は、比較的普通のドラマですけど、現代らしい作品です。『マグノリア』の群像劇と『ファイト・クラブ』の主人公の崩壊と最近のクリント・イーストウッドの「生き方」をうまく掛け合わせた話だと思います。

退屈に感じてもおかしくない話なのに、もっと早く先が観たいと思える、「司馬遼太郎的」作品だと思います。奇をてらったわけでもなく平凡なのに面白いのは、やはり脚本でしょう。登場人物すべてに無駄がなく、またコメディ的要素も含まれているので面白いのではないでしょうか。

主演はケヴィン・スペイシーです。『ユージュアル・サスペクツ』でもアカデミー助演男優賞を受賞した名優ですけど、うまく良さが出ていると思います。ケヴィン・スペイシーについつい感情移入してしまいます。

内容もいいたいんですけどいいすぎると楽しさが半減しそうなんで、わずかなところにとどめておきます。

ケヴィン・スペイシーが演じる主人公のふっきれた感というか、開き直り感の変化を見ていくと面白いです。

内容は基本的に家族の崩壊ですけど、ほかにもいろんな要素が詰まっています。ゲイが嫌いな元海軍大佐、この人がキーマンです。非常に現代的な役だと思います。

書きたくても、まっさらな状態で観た方がいいので、概要程度で終わらせておきます。僕は最低限のストーリーだけしか知りませんでした。

この映画は、映画館のような暗がりでひっそりと観たいですね。

評価:90点
ものすごく現代的です。『タクシー・ドライバー』に通ずるところがあると思います。
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