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これこそ男だ『大脱走』

the great escape

ストーリー

第二次世界大戦下、ドイツのルフト第3空軍捕虜収容所。脱出不可能と言われたこの捕虜収容所から、脱出を試みる連合軍の将兵、ヒルツ(スティーヴ・マックィーン)、ヘンドレー(ジェームズ・ガーナー)、シリル(リチャード・アッテンボロー)らがいた。彼らの計画した脱出計画を基に、前代未聞の、総勢250名にも及ぶ集団脱走が実行されたが……



古めの大作映画ということで敬遠してましたけど、やっぱ面白いですね。

まず、みんなカッコいい。

僕なりになんでカッコいいのか考えたんですけど、「一つのことに向かって突き進む」「何度でも立ち上がる」というのが大きいんじゃないかと思います。

スティーブ・マックイーンがバイクでジャンプするところが有名ですけど実際にかっこいいのはどちらかというとマックイーンの演じてるヒルツ自体なんですね。

何度失敗しても立ち上がる、まったく動じない男です。クリント・イーストウッドが描いている理想像にかなり近いでしょう。

準備から実行へという形式の映画は、いかに準備を面白く描いて実行のところで今までのを爆発させるかが重要です。

この『大脱走』は、準備段階から群像劇で描き分けられたキャラクターをうまく使いつつ、さらに男の心にグッとくる工作場面が何度も映し出されます。実に鮮やかに作られています。

オチはハッピーエンドなのかと思ってましたけど、決してそうではないのですね。

やりおりますね。名作のなに恥じない作品でした。

『イングロリアス・バスターズ』の冒頭、ナチスがバイクで農夫の家にやってくる場面は、この『大脱走』をモチーフにしているのでしょうかと思いました。
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これこそバイオレンス『その男、凶暴につき』

sonootoko.jpg

ストーリー

我妻諒介は犯罪者を追い詰めるには暴力を辞さない刑事。そのため警察では浮いた存在である。ある日、麻薬の売人の死体が発見される。その事件を調べるうちに後戻りできない争いへと巻き込まれていく。



北野武の初監督作品です。当初は、深作欣二が監督する予定だったのが都合で北野武が監督主演という形になったらしいです。

北野武の映画は基本的に人の死があっさり描かれます。誰が死ぬ時も余計な音楽や声などはなく、一瞬にして死にます。しかも、いつ死ぬのかということがまったくわかりません。

こいつは死ぬだろうとわかっていてもいつ死ぬのか見当がつかないのです。

暴力描写は非常に生々しいです。

北野武の映画はいつも暴力を観客へと突きつけます。誰がやられるときもトーンは変わりません。

ごくありふれたものとして暴力が描かれるので、こちらは恐怖さえ覚えます。

その怖さを助長させるものに、極端なセリフの少なさがあります。

無駄なセリフはほとんどそぎ落とされ、行動や表情等で登場人物を読み取っていく必要が出てきます。

役としての北野武はいつも仏頂面に近い状態で何を考えているのかわかりませんが、行動でどんな人かはわかります。

どんな状態であろうと一切臆することなく立ち向かいます。最初から最後までそれ自体は同じです。

カッコイイやつと卑怯な奴どちらが生き残るかと言ったら答えは自明です。

しかし、そこでもやるのが北野武の映画です。

だからこそ、怖いけれどカッコイイのです。

本当に初監督作品かと目を疑いたくなるような映画です。細部を見ると「ちょっとな…」と思うところもありますは、映画のできはかなりいいです。

この先、『ソナチネ』『HANA-BI』『BROTHER』を見たいです。

今まで北野武の映画は3作しか見てませんが、今のところのランキングは上から『アウトレイジ』『その男、凶暴につき』『座頭市』です。どれも傑作だと思いますけどね。

『ダイ・ハード』

die hard0

スト-リー

ニューヨークの刑事ジョン・マクレーンは、クリスマスの夜にロサンゼルスまで妻ホーリーに会いに来たていた。妻の会社でのパーティ中にテロリストが乗り込んできた。それにマクレーンは一人で立ち向かうことになる。



言わずと知れた、ブルース・ウィリスの出世作。

80年代の肉弾アクションの中でも異彩を放つ作品です。

スタロンーンやシュワルツェネガーらがごり押しで敵をとにかく倒しまくるようなアクション映画とは一線を画し、この『ダイ・ハード』は、頭を使って敵を一人ずつ殺していきます。

おおざっぱなアクション映画と思われ気味ですが、この『ダイ・ハード』は少々違います。というのも脚本が本当に練られているということです。

本当に小さなところも後々効いてきます。たとえば写真立てのくだりとかです。

その証拠に続編はビックバジェットになったというのに評価はさしてよくないです。僕はシリーズ全部見てますが、『1』ほど脚本が練られているようには思えません。あくまでも規模が大きくなったというところでしょう。

ただ、設定に少々問題があると思います。

まず、敵はテロリストに当たるのでしょうかね。テロリストって盗みよりも無差別殺戮という印象が強いのですが。

それと、マクレーンが普通の刑事とは思えないです。人間臭いところもありますけど、実際は超人でしょう。普通の警官があそこまで強いとは考えにくいです。

しかし、そんなことを差し置いてもこの『ダイ・ハード』が最高の映画であることに変わりはありません。

岡田斗司夫が指摘したように、映画の構成の基本をキチンと取り入れた脚本。

程良いタイミングにくるアクション。しかも、どのアクションも「おー!」と叫びたくなるような代物ばかり。

そしてマクレーンと誰かの会話。彼はまさに誰が相手でもユーモアを忘れない、タンクトップのむさくるしい紳士です。

爆発、爆発、ユーモア、銃撃戦、アクション、爆発、等身大の親父、これだけそろえばつまらないという人はいないでしょう。

無性に無線でキメたことを言いたくなる映画です。


『インセプション』の批判について思うこと

『インセプション』は僕も素晴らしい映画だと思おうし、世間の人はおおむね絶賛している。

しかし、当然だが否定的な人もいる。

その人たちの批判をネットで読んで共通点を見つけた。

1.『マトリックス』や何かもパクリ
2.ストーリーが矛盾している
3.理解できない

『インセプション』に否定的な人にこたえていこうと思う。もちろんネタばれします。

1の『マトリックス』や他の映画のパクリという意見。

映画は基本的にパクリが入ってしまうものだということをわかってもらいたい。『ブラックホーク・ダウン』は『プライベート・ライアン』をうまく取り入れたからこそいい映画に仕上がっているわけだし、タランティーノの映画などはパクリを芸術へ消化している。マーティン・スコセッシでさえ、『ディパーテッド』で『第三の男』のオマージュを(恣意的に)いれている。

『インセプション』の雪山のシーンは『女王陛下の007』のオマージュだと監督自ら言っているように、いいところをうまく取り入れるからこそ新しくいい映画が作れるわけだ。

だいたい、ここは現実ではないというネタは『マトリックス』だけでなく『トータル・リコール』にもあるわけだし、『マトリックス』だけをパクッたとは言いきることは不可能だろう。

パクリは別に悪いことではない、安直にまねをするのが悪いのだ。

2つめの矛盾しているという話。

町山智浩は、

『インセプション』は妻を亡くした男の話。スパイとかの話はマクガフィン。

と言っている。

『ラストタンゴ・イン・パリ』や『惑星ソラリス』から類似したシーンを見つけだすことによって、『インセプション』のテーマをわかる人用に提示している。

矛盾しているところや荒っぽいところは、さして重要ではないのだ。

独楽が最後に倒れない(正確には倒れる前に映画が終わる)のは、現実に帰ってきたのかわからなくするためだ。

あそこで倒れれば、現実にいるわけだし、倒れなければ任務は失敗ということになる。

コブがパリのカフェで「どうやってここに来た?」とアリアドネに聞くシーンがあるが、そこのシーンと同じように、老人になったサイトーとコブがどうやって飛行機に帰ってきたのかを直接表した描写はない。なので、現実に戻ってきたのに矛盾するという意見は完全ではない。

1層目の夢(バンが橋から落ちるところ)で無重力になったときに2層目の夢(無重力のホテル)でも無重力は継続するが、3層目は無重力ならない理由や、3層目の夢(雪山)で、フィッシャーが打たれた後、4層目の夢に行ったら生きているというところも説明は釈然としていないが、さっきの述べたように、そこはメインの問題ではない。あくまでも夢の世界だから問題ないのだ。

『インセプション』はどこからどこまでが夢で、どこからどこまでが現実なのか分からない。夢はありえないものが登場する(電車とかはとくにそう)。だから矛盾していようがそこは夢だと割り切れば何ら問題ないと僕は思う。

3つ目の理解できない人は、僕にコメントで「ここは一体何なんだよ!?」と書くか、『インセプション』をまた見るか、ネットで情報をあさればいいだろう。

実際、僕はポール・トーマス・アンダーソンの『マグノリア』のオチがわからなかったので、ネットで情報を探し本を読み、自分で考えて、結局理解するにいたった。

一度見ただけで意味がわからないと片付けるのは、監督やスタッフに対して悪いと僕は思う。

沿おういうスタンスなので、僕は『シャイニング』を理解できなかったが、『シャイニング』をクソだとかいうつもりは一切にない。自分にわからないからダメだという姿勢は直した方がいいと思う。

『インセプション』を酷評するのは構わないが、往々にして批判が的を射ていないし、ストーリーを理解しているかどうかも怪しい。わかった上で、批判をしてほしいと僕は思う。

僕の意見に納得できないのなら、真向から挑んでほしい。そのほうが僕も勉強になる。

永遠に生きるってどうですか?

ギガジン『人類の見果てぬ夢「不老不死」が死よりも恐ろしい5つの理由』

人間は死にます。これは逃れられない宿命です。

仮に永遠に生きられたとします。

不老不死が死よりも恐ろしい理由が5つ上がっていますが、正直いって的外れです。

普通なら『火の鳥』を引用しますが、僕は読んでいないので別の話をします。

死ななかった場合を考えてみます。

もしも死なないのなら、生は存在しません。

死と生は対立する二つの事象です。脳死とかシュレディンガーの猫の話とかは別ですよ。。

すべてのものは滅びなくなってしまうからこそ、素晴らしいのです。

桜がきれいだと感じるのは、桜が散るからです。桜がずっと咲いていたら別に何とも思わないはずです。一瞬だけきれいな花を咲かすからこそ美しく感じるのです。

人間も同じです。死ぬから生きられるんです。

もしも、永遠に生きられたらつまらないでしょう。暇つぶしで永遠を過ごすのです。終わりがないのですよ。苦痛以外の何物でもありません。

死ぬとすべてなくなります。だから死を考えるとすべてが大切なものに見えてきます。どんなくだらないことでもです。無限に続きそうなルーティンワークもすべて終わるのです。そう思うと、つい一生懸命になってしまいます。

永遠に生きることができるようになっても僕はそうはしないでしょうね。いつ死ぬか分からないからこそ人間は生きているんですから。

リンク先のことのような瑣末な話ではなく、真の恐怖が待っているということを考えてもらいたいですね。
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