スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「おまえは、いまどこにいる?」『殺人の追憶』

memories of murder

ストーリー

1986年、ソウル近郊の小さな村で手足を縛られた女性の変死体が発見される。地元刑事のパク(ソン・ガンホ)が捜査に当たるが、手がかりのないまま、新たな犠牲者を出してしまう。ソウル市警からソ刑事(キム・サンギョン)が派遣されるも、パクとソは、捜査方法の違い、容疑者を特定できない焦りから衝突ばかり。その間にも犠牲者は増え続け、やがてパクたちは有力な容疑者、ヒョンギュを捕まえる。証拠不十分でヒョンギュを拘束できないパクたちは、DNA鑑定の結果を待つが…。
(goo映画より)



韓国映画は長い間いい作品が多いというのは情報としては知っていたが、言葉もまったくわからないし、なんだか嫌だったので長い間放置していた。唯一見たのはクエンティン・タランティーノがカンヌ国際映画祭で賞を与えた『オールド・ボーイ』だけだった。

『オールド・ボーイ』はいい作品だったが、韓国映画も見る気にはあまりならなかった。しかし、『映画秘宝』の「ゼロ年代ベストテン」で1位なのだかたということで見ることにした。

結局どうだったかというと、これは今まで見ていなかった方がバカだったと思った。本当に腰を抜かしたという表現がぴったりな映画だった。

これは非常に現代的な映画、言い換えればゼロ年代以降の映画だ。

というのも、かつてあった世界はいつの間にかなくなっていて、よくわからないものが身辺をうごめく世界になったということを事細かに描き出しているからだ。

現代的な映画の例としては、『アウトレイジ』『ノーカントリー』『グラントリノ』があてはまる。

主人公たちにとっては当然の光景だったのに、いつのまにか風景は同じでもまったく別の場所になってしまっている。そこを描くのが非常にうまい。

事件が発生し昔ながらの捜査方法で犯人を探す。しかし、まったく手がかりさえつかめない。ソウルから来た刑事はまったく違う分析的な操作方法で犯人を探す。だがこちらも、犯人を捕まえられない。

当初は村を中心に描いていたが、突如工場が姿を現す。そこにいるのは、まったく誰だかわからない人ばかり。流動性の高い社会だ。

これは現代的という以外に何と形容すればよいのだろう。

僕らが街で「不審者を見かけたら」という張り紙を目にする。しかし、街の中で知っている人なんてそうそういない。隣がいいところだ。マンションのような集合住宅なら確実に知らない人だらけだ。

昔気質の生き方ではうまく渡ってはいけないのだ。

この映画は現代社会の持つ問題をうまく描き出している。

サスペンスとしても非常によくできているが、象徴となっている部分も素晴らしくよくできた作品だ。

日本映画は韓国映画に完全に負けたとしか思えない。『ルーキーズ』や『アリエッティ』というような生ぬるい映画ばかり見ていてはやはりだめだということを痛感させてくれる映画だった。
スポンサーサイト

『アバター』に負けず劣らず『ヒックとドラゴン』

how to train your dragon

すみませんね。長々とブログを放置してて。

ストーリー

遠い遠い昔、はるか彼方の海の向こうのバーク島では、バイキングとドラゴンが長年にわたる戦いを繰り広げていた。ある時、何をするにも冴えないバイキングの少年ヒックは、ドラゴンのトゥースと偶然出会った。傷ついて飛べなくなってしまったトゥースに近づくヒック。お互いに警戒しあっていたが、その距離は少しずつ縮まっていく。バイキングとドラゴンは敵同士であって、本当なら友情なんてありえないこと。しかし二人はその“秘密の友情”を築いていく。
(goo映画より)



アメリカでは初登場一位だったものの日本では大して話題になりませんでしたが、好評だったということで公開が伸びてくれたおかげで見ることができました。

最初に予告を見たときは「いかにも」という印象を受けましたが、これもまた傑作でした。

ストーリーが上に書いてある通りなんですけど、なるべくしてそうなるストーリーの運びとなっています。

『トイ・ストーリー3』同様、CGアニメでやれる限りのことはやりつくしたという感じ。ただ、こちらの方が3Dであることに意義を感じやすいです。

僕は見ている間、『アバター』へのあてつけでは?と思っていました。

実際はどうなのかは知りませんが、『アバター』でもジェイク(主人公)が鳥(?)に乗るシーンがあります。そこはこちらとなんら変わりませんが、いたる道筋が大きく異なります。

『アバター』は、ジェイクは万能な奴ですので、軽々乗りこなしますけど、こちらは、ダメなやつが時間をかけてやっと乗れるようになります。是非は別としても、僕は『ヒックとドラゴン』に軍配を上げたいです。

メインに描いているところは両作品とも違いますが、なるべくしてなるところにグッときます。そういえば『第9地区』もそうでした。

それとラストが意外にも辛口でよかったです。子供にも見られる映画ですけど、ちゃんとし落とし前をつけているところはいいところです。

ただ、一番の敵がどうして暴れるのかが描かれていないところはもったいないなと思いました。

それでも、105分という短い時間で濃密な作品を作り上げたことは本当に素晴らしいことだと思います。

『トイ・ストーリー3』と比べると僕的には、『ヒックとドラゴン』の方が好きですね。CGとはいえ、『ヒックとドラゴン』のほうは主人公が人間ですからね。

それと、きわめて現代的な映画でもあるような気がしました。

映画秘宝まつり行ってきました『キック・アス』

kick ass

更新が遅くなってすみません。親戚の葬式がかぶってしまい更新できませんでした。

9月16日の「映画秘宝まつり」に行ってきました。もちろん、『キック・アス』を見るためにです。

映画秘宝の読者がメインな層ですので、オタク臭がぷんぷんするだろうと予想していましたが、その通りでした。劇場を見渡すとどう考えてもオタクだろうなとしか思えない人ばかりでした。

で、ちょっと驚いたことがあって、女子トイレよりも男子トイレの方がはるかに混んでるんですよね。こんなこともあるのか、と思っていました。

学校から直接行ったんですけど、けっ子うぎりぎりでした。あの日は確か、廊下に落ちていた南京錠をどうやってあけるかということを研究していた日だったと思います。

上映開始が17:30なわけですが、どう考えても普通に仕事をしているサラリーマンの人にはかなりきつい時間帯です。僕は学生ですからいいですが、時間の制約で涙をのんだ人も結構いることでしょう。

あと、僕の右の席が終始開いておりました。足を伸ばせて楽でした。

日記はここで終わらせましょう。

構成は、

あいさつ
予告編大会(32分!)
本編
トークショー(町山智浩×水道橋博士)


となっておりました。

0.前座

まずあいさつの前に、『グラインドハウス』フェイク予告編の最初に出るやつ↓


が出て、いろんな映画のつぎはぎMADが始まるんですね。あれは燃えました。

しかも締めが、『インセプション』のあの音楽です。


↑これです!

1.あいさつ

これはどうでもいいので、割愛。

2.予告編大会

全部で32分くらいあったらしいです。

気になった映画は、『エクスペンダブルズ』『スコット・ピルグリムVSセカイ』『ピラニア3D』『マチェーテ』『グリーン・ホーネット』あたり。

『チョコレート・デリンジャー』などの映画は予告編でもうおなかいっぱい。どう考えても劇場で見たいとは思えない映画たちが大量に入り込んでいました。

3.本編『キック・アス』

ここからが本題。評論を始めます。ちょいちょいネタばれしてます。

ストーリー

デイヴ・リゼウスキ(アーロン・ジョンソン)は、コミックのスーパーヒーローに憧れるギーク少年。そんな彼は自分で本物のヒーローになろうと思い、ネットで買ったスーツを着て活動を開始する。しかし、何のスーパーパワーも持たない彼はあっさり暴漢に刺されて車に轢かれ、病院送りとなる。そのときにスーツを隠す為に裸になった為にゲイ疑惑が沸騰してしまい、それをきっかけに学校一の美少女のケイティ(リンジー・フォンセカ)と接近する。
その後もデイヴは活動を続る彼は、あるとき見物人から撮影された際に自らをキック・アスと名乗る。動画はやがてYouTubeにアップされて話題を呼び、さらにデイヴはキック・アス名義のMySpaceアカウントを取得する。
ある日、ケイティが麻薬の売人によって悩まされていることを知り、デイヴはキック・アスに連絡するよう助言する。さっそく連絡を受けた彼は麻薬組織に接近し始めるのだが、その過程で自身と同じようにヒーローコスチュームを着たヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)とその父のビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)と出会う。
(wikipediaより)



「見終わったころは、正直いってそこまでじゃないな~」とか思ってたんですけど、数日寝かして考えてみたら、「いや、あれは傑作だな」に感想が変わりました。

ストーリーどうこうというのもありますけど、ボンクラ男子(この表現嫌いです)が大好きな要素が詰め込まれまくりです。が、僕の心に引っかかったところだけ書くことにします。

まず、描写がグロいです。

普通のアクションコメディかと思っていたら予想以上にグロくて、もう最高でした。ヒットガールが剣でチンピラを刺しまくるんですけど、描写に容赦がないです。←韻を踏んでますww

とっさに思い出したのが、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』とヴァーホーヴェンと北野武です。どれも、暴力を最後まで描くんですよね。使い方にはいろいろありますが、『キック・アス』はヴァーホーヴェンと同じ使い方ですね。

特に、でかい電子レンジにロシア人を入れるギャグはよかったですね。

そして、ジョークがいいですね。

車にひき逃げされるとこ、FPSのパロディというかオマージュ、Youtubeのやつなど自然に笑えてくるジョーク盛りだくさんです。

あと、なぜか感動しました。

ニコラス・ケイジが死んだあとあたりから涙腺崩壊しかけました。なんでかよくわからんのですがね。

ただ、ヒットガールが敵を殺しまくるのがまったく悪いことに見えないというのはちょっとな~、と思いました。その抑制ということでグロ描写を多用しているのだと思いますけど、暴力にはそれなりの結果が伴うことも描いてほしかったです。

でも、この『キック・アス』は傑作です。

ただ、バズーカの件で拍手してましたけど、あれは少し嫌でした。

アメリカでは『ロボコップ』で、ロボコップコールがあるという話がありますけど、それのまねをしているのではと思ってしまうのです。これ見よがしな態度はあまり好きじゃないです。わざとらしさを感じてしまうからです。僕は拍手しなかったです。

でも、いい作品でしたよ。

4.トークショー

『キック・アス』を見終わって、若干僕の中では「はぁ~!?」感がありました。くだんの拍手のせいですよ。

水道橋博士が水野晴郎研究の発表をしました。悪いんですけど、つまらなかったです。世代的に、水野晴郎をテレビで見ることもかなわないですし、水野晴郎に興味もないです。

町山智浩のトークが楽しみだったのでちょっと肩すかしでした。

というか、町山智浩が来たというのにほとんど映画の話をしないというのはどうかなと思います。何のために来たのかよくわからない感じでした。

最後に気分をさらに落とされてしまったので、『キック・アス』もダメに思えてしまいました。あれは失敗企画だろとツイッターで吐露しそうになりましたが、踏みとどまって考えることにしました。

でも、やはり僕の中では失敗企画です。

好きなひともいるでしょうから、べつにディスるつもりもまったくないです。

5.帰り

振り返ってみて、最初のMADめちゃくちゃよかったなと思ってました。あのMADならずっと見続けられそうだなとか思ってました。



『キック・アス』、無事に公開決まったみたいですね。もう一度は見なくてもいいですけど、パンフレットはほしいです。

『キック・アス』公式サイト

書評について

あまり考えずにつらつら書けるネタがあったのでこれで書きます。

一応、僕も書評、ほとんど感想文を書いてるんですけど、小説の方が書きにくいです。というのも、まずはストーリーはある程度書くにしても、書きすぎると単なるネタばれになりますし、書かなすぎだと紹介になりません。

で、ストーリーの量を決めてもまだまだ書きにくいです。

そもそも小説というものはテーマのあるものなあらまだしもないものは書きようがないです。

主観をすべてはぎ取って書こうと思っても何かしら自分という主観を通してでないと書くことはできないんですよね。同じ小説を読んでも各人書き方は違います。それこそ作家性です。

完成度がどうのこうの、とかストーリーが秀逸とかあたりさわりないことしか書けないのならやはりもったいないです。内容を知らずに読んでも面白い、内容を読んでから読んでもまだ面白いというのが僕の中ではベストの形です。

それができているのは、町山智浩と柳下毅一郎の『映画欠席裁判』シリーズです。もう少しかたい文章であれができれば僕は満足です。

そこに至るのは大変なことです。

書評ってのは切り口が抽象的すぎだと毎回同じになってしまいますので、それなりに具体性を持たせなくてはならないんですよね。そこんとこを意識して書きたいですね。

ノンフィクションはまだ楽です。最悪、要約か抜き書きを書けばいいだけですからね。

でも、その本を評するのは正直言って難しいです。どこを重点的に攻めるかということを取捨選択するのが僕のある意味仕事ですから、そこで力量が出ますね。

やはり本で得た知識をどこかに当てはめるという行為もやる方がいいのでしょうかね。

小説だろうがノンフィクションだろうが、まだまだ形ができていないです。ですので、このブログで練習していきたいです。

練習帳ですから失敗しようが関係ないです。僕の成長記録のようなものですね。

今回も論理が破たんしててすみませんね。思ったことをその場で書き起こしているだけですのでね。

井戸端映画談議その10

ネタがない時専用のこの「井戸端映画談議」も今回で10回目です。毎回書きながら考えております。最初に何を出発点にするかだけを決めて、あとは筆の赴くままにという感じで毎回書いております。『キックアス』についてはまた今度書きます。

今回は僕の映画での好きなシーンについて書きます。

『イングロリアス・バスターズ』は僕の生涯ベスト映画といっても過言ではないくらい好きな映画なんですけど、『イングロ』は、僕の好きなシーンの宝庫です。

やはり一番好きなのは第二章です。

最初の「気をつけ」とイーライ・ロスが叫んでから、ブラッド・ピットが「Sound good?」と言い、みんなが「Yes sir!」と答えるまでの一連のシーンが好きです。

これから始まるんだという感覚を毎回味わえるところが好きなところでうす。いつも第二章はあっという間です。

それと、イーライ・ロスのバットでドイツ兵士をボコボコにするところです。「ホームランだ!」とかバカ丸出しのことを言うのが最高です。

第三章のショシャナとランダが一緒にスイーツを食べるシーン。何度みてもあれはおいしそう。

そして、第四章の酒場での銃撃戦。最初見たときはふるえました。ヒューゴ・スティグリッツがドイツ将校をナイフでめった刺しにしてるんですよね、あの打ちあいの中で。あれはいつも笑ってしまいます。

それに、第五章のほぼラスト、ブラッド・ピットがドイツ兵士を撃ち殺した後に、ランダに「何をする!?」みたいなことを言われ、「アメリカじゃこれが普通だ」という感じに答えるシーンも好きです。

そうそう、ハーヴェイ・カイテルの声が一瞬だけ入る、「That's a bingo!」あたりも好きです。あの声はパンフレット読んで知りました。

次に『インセプション』。好きな映画について語りまくるだけの完全な脳なし企画だと今再認識しました。

『インセプション』は最初にコブがサイトーの情報を盗む際に、銃撃戦となり、コブがキックで起こされて線対称に水が降り注ぐシーンが好きです。

他には、サイトーがフィッシャーにインセプションを仕掛けるために、飛行機会社を買って「その方が安上がりだろ?」とドヤ顔するとこです。

飛行機の中でコブが夢に落ちて、肘掛から手が落ちるところも好きです。二回目に見たときのほうがよりそう思いました。

あとは、ユスフが雨のなかでバンを運転している際、敵のバイク二人組の後ろのやつが銃を構えるカットが好きです。あそこは本当に一瞬なんでうすけど、どちらかというと予告編の方がよく編集されていると思います。

アーサーがホテルでパラドックスで敵を落とすところもいいですね。

雪山で、敵の装甲車(?)が爆発するシーンの音がいいです。静寂から爆発の音のコントラストがいいです。

『プライベート・ライアン』の、ジャクソンが最後のほうで「パーカー伏せろー」というところいいですね。

『マトリックス』は最後のほうでネオがスミスと戦うんですけど、ネオが強くなりすぎて片手でスミスをあしらうあたりが笑えます。

他にもたくさんありますけどそれは追々やろうと思います。記事として行き詰まりました(涙)
カレンダー
08 | 2010/09 | 10
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
検索フォーム
リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新記事
FC2カウンター
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。