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「こころ」は本当に名作か

『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内 (新潮新書)『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内 (新潮新書)
(2009/04)
小谷野 敦

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最近は、ろくに本を読んでいないので、そろそろ、真剣に読みたいと思っているのですが実行できていません。ということで、久しぶりに読んだのはこの一冊です。

私がこの本を買った理由は2つあります。1つは、タイトルに惹かれたことです。夏目漱石の「こころ」は私は読んだのですが、そこまで面白くなかったので思わず共感したのです。人生経験が不足していたというのも理由かもしれませんが、そんなに共感できませんでした。

もう1つは、著者です。小谷野敦の本はこれ以外にも2冊ほど読んだことがあります。この人は、とても正直に本を書いているので(商業的にやっているのかもしれませんが)、共感できる点が多いことです。この人は、一般的男子としての体験をしているのかあるあるみたいなことが結構見られます。

世の中には、名作と呼ばれる本がありますが、本当にそれは名作なのかといわれるとそうかなと思ってしまう作品があります。それをうまくついているのが本書です。

「こころ」「舞姫」「金閣寺」芥川龍之介、志賀直哉などは大した作品ではないと書かれていました。文学としてはこれはないだろうと思えるような作品まで、名作といわれているのは問題ということです。小谷野によると、芥川の「杜子春」「蜘蛛の糸」は文学よりも、道徳であるし、「羅生門」は解釈が分かれているので授業で扱いやすいだけだと言っています。さらに、芥川は長編を書いていないというのが一番の問題だと述べています。

私は、芥川は比較的好きですが、この本で書かれていることも一理あるなと思いました。確かに、文学といよりも道徳です。芥川の批判は読んでいて面白いです。芥川ファンの私が読んでいてもうざいものではありませんでした。

最も共感できたのは、志賀直哉です。志賀の小説は読んでいると本を燃やしてやろうかと思ったこともあります。短編小説がたくさんあるのですが、だらだらしすぎているともいます。小説の神様とは誰がつけたのか聞きたいくらいです。星新一のほうが数段上だと思います。そういえば、成毛真も同じことを言っていました。

日本の名作については次の記事でもバンバン書きたいと思います。

小谷野の名作批判は下手な映画よりも断然面白いです。
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