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項羽と劉邦

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今日は、私の好きな、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」について書きたいと思います。何で今頃書くのかというと、単純にネタがなかっただけなのです。今日は、映画も見ませんでしたし(厳密にはTVで「スピード」を少し観た)、本も読み切っていないので、前に読んだものぐらいしか思いつかなかったのでこれにしました。とはいうものの、それなりの質を保ちつつ書きたいと思っていますので。

この本は、司馬遷の「史記」にある話で中国の戦国時代を戦った二人の男の物語です。主人公は、タイトルの通り項羽と劉邦。項羽は、名家の出身で育ちはいいのですが、暴力的なところがあります。そして劉邦の方は、家もよくなく身分も小役人程度で、町の親分の存在です。単純に考えてみると、項羽の方が圧倒的に、劉邦よりも上にいます。しかし、それだけでは決まらないのが面白いところです。

秦の始皇帝が天下統一を成し遂げた後、始皇帝の息子が皇位を継ぎます。名前は忘れました。しかし、宦官(皇帝の最も近くにいる人)の横暴で、政治が腐敗します。その結果、各地で蜂起がおこり、それに乗じて、項羽と劉邦も戦いに参加します。

こんな感じのストーリーとともに、物語は始まります。

項羽は家がしっかりしているため、準備もしっかりとできますが、劉邦は、周りからの後押しで戦争に参加することになります。劉邦の周りには、すでに蕭何と曹参という影の立役者もいました。任侠者として、信頼が厚かったのが好都合でした。

という感じで進んでいくのですが、最もよく描かれているのは項羽と劉邦の性格の違いです。項羽はすべてを自分でやろうとするタイプで、劉邦は人に任せるタイプです。その性格の違いで集まる人材も違うい、以後大きな差が出ます。

私は、劉邦の方が好きです。項羽は封建的なところがあり、周りからの忠告も無視しますが、劉邦は柔軟に周りの意見を取り入れ、戦争に勝ちました。100戦100敗の劉邦がどうして勝つことができたのかなど面白いところが盛りだくさんです。

背水の陣の由来となった戦いや、故事成語になっているエピソードも数多いです。

司馬遼太郎の作品なので、若干ハードボイルドなところがあります。なので、少し読みづらいかとも思いますが、歴史好きや戦争好きにはたまらないともいます。私は、もともと三国志が好きだったので、入りやすかったです。物語は、淡々と進んでいきます。素晴らしい人材が集まってくるあたりは読んでいて気持ちがいいです。

横山光輝の漫画とともに読むとわかりやすいと思います。横山の漫画はとっつきやすいと思います。私はマンガを先に読みましたが、違った面白さがあると思います。

司馬遼太郎は、数多くの名作を残しているのですが、わたしはこの「項羽と劉邦」が一番好きです。司馬遼太郎というと、「竜馬がゆく」ですが、こちらの方がスケールが大きいです。なんて言うと、SFが一番スケールが大きいのですが。

夏目漱石といった文豪よりも、やはり大衆小説のこちらの方がとっつきやすく何より面白いです。以前、司馬遼太郎は文章が下手だが、扱っている内容がいいという話をどこかで読みました。確かに、三島由紀夫や村上春樹などに比べると、分は下手かもしれませんが、内容で十分にカバーしてくれます。

長編の歴史小説が多い司馬遼太郎ですが、私はこれを推薦したいと思います。時間を忘れて読める本です。
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