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ミスティック・リバー

監督:クリント・イーストウッド
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン

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ストーリー
ショーン、デイブ、ジミーも3人は子供のころ一緒によく遊んでいた。しかし、デイブが事件に巻き込まれてからは、会うことがなくなった。その3人が、ある事件をきっかけに25年ぶりに思わぬ形で再開することになる。

2003年度のアカデミー賞で主演男優賞、助演男優賞を取った作品ですが、この年は、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』があったため、作品賞の受賞はできませんでした。『ロード~』はまだ観ていないので、何とも言えないんですけどね。

俳優陣がいぶし銀みたいなやつばっかりですね。アカデミー賞を取った方はどうでもいいんですけど、僕としてはケヴィン・ベーコンが思った以上によかったと思います。彼は『インビジブル』に出ていたイメージしかなかったので、演技派というのは少し驚きに近いものがありました。

クリント・イーストウッドというと、常に社会への疑問を投げかける映画を作ってきました。この映画もそこから外れるわけではないはずですが、メッセージを受け取るのが大変です。とりあえず、僕のわかる範囲でネタバレ全開で行きます。

3人ともなんかしらの心の闇を抱えています。それは少年のころの忌まわしき事件のせいなのでしょうけど、みんなそれから逃げようとしているのですけど、どうあがいても逃げ切れません。ですから、ショーン・ペンは裏社会から完全には足が洗えません。ティム・ロビンスは暗い性格のまま人を殺すに至ります。ケヴィン・ベーコンは悪と立ち向かう警察(FBIだった気もします)で熱心に働きますが、妻に逃げられます。

事件は実際にあったのに、3人ともなかったかのようなそぶりで、自分は大人になっているというある種思いこみを持ちながら、突き進みます。しかし、実際は心の奥底に後ろめたさがあるので思うように行動できません。

3人の共通点として、全員妻帯です。25年ぶりに3人が再開するときには、男たちは毅然とした態度で行動することができません。しかし、その妻たちは自分の信念に従って行動をします。

クリント・イーストウッドが最も言いたいことつまり投げかけていることは、「もっと男になれ」ということじゃないかと思います。ショーン・ペンとケヴィン・ベーコンは一見、男らしいふるまいを見せている気もしますが、実際は警察の力や暴力の力を笠に着ているだけです。苦難の状況にあっても、信念を貫けないようじゃ男ではないという、ある意味挑発にも受け取れました。

イーストウッドは最近の『グラントリノ』『インビクタス』『ミリオンダラーベイビー』あたりで、とことん悩んで突き進むということをいろいろな視点から描いているように思えます。世界恐慌の後に生まれたイーストウッドは、現代社会は男がいない(特に若い奴)と嘆いているのでしょう。

一つ一つが何らかのメッセージを持っていますが、すべてにおいて「男はこうあるべきだ」ということは共通しています。僕はまだほど遠いですけど、胸を張って「自分は男だ!」と言えるようになりたいと思います。そういう意味では『グラントリノ』は一番メッセージ性が強かったです。

ここまで書いてきたのは、あくまでも僕も見解です。映画の見方は様々です。ですから、誰が間違っている合っているとは言えないと思います。

評価:85点
この映画に真の男はいないようです。

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