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オールド・ボーイ

監督、脚本:パク・チャヌク
出演:チェ・ミンシク

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ストーリー
ごく平凡な生活を送っていたオ・デスはある日突然誘拐され、15年間監禁された。開放されたデスが、自分が監禁された理由を解き明かすために奔走する5日間の物語。
(wikipediaより)

僕は、初めて韓国映画を観ました。今まで、ずっと敬遠していたんですけど、邦画よりみたいな話をどこかで聞きつけたので、それなら、有名なところをまずは観てみようということで観ました。

この作品は、2004年のカンヌ国際映画祭で、審査員特別グランプリを受賞しました。パルムドールの次に凄い賞です。クエンティン・タランティーノが大絶賛と言うこともあり、これは観なくてはと思いました。ちなみに2004年のパルムドールは『華氏911』です。

なんでも、この作品は同じ監督による「復讐三部作」の二作目らしいです。ラース・フォン・トリアー(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』など)のなんとか三部作のようにシリーズで直接的なつながりはないです。

この記事を書く前に、宮台真司の映画評論に近いものを読んだところ、この作品は、古典的な作品のメタファーとなっているそうですが、僕はそこには触れないようにこの記事を書こうかと思います。なるべく、オリジナリティがあった方がいいですから。

世の中には、いじめというものがありますが、後になって考えてみると、基本的に加害者側は覚えていないで、被害者側がずっと覚えているものです。僕自身はいじめの被害にあったことはないので、一切記憶にはないのですが。

特に加害者は、悪意のない行為が相手を傷つけることもあります。自分は気にとめてもいないというのに、相手はずっと覚えているということもあることでしょう。

この映画には、その図式が見事にあてはまるでしょう。気付かない加害者と気付かせたい被害者という構図になっています。

しかし、この映画のすごいところは、単にそれだけで終わらせないことです。被害者と加害者の現時点での社会的な立場を踏まえたうえで、物語が進んでいきます。

『20世紀少年』とプロットはずいぶんと似ている気もしましたが、それを言うのは野暮でしょうから、なかったことにします。

ですが、こちらはデヴィッド・フィンチャー的な隠された真実が含まれています。徐々に過去を取り戻していく様は、『ミスティック・リバー』の犯人探しにずいぶんと似ている印象を受けました。

復讐というテーマでありながら、後味の悪さがそこまでありません。『ミスト』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ほど後味の悪い作品はないといわれますが、この作品も決して後味がいいものではないです。それなのに、そういったものを感じさせないすごさがあります。

さらに書くと、時間的にも120分とちょうどいいくらいで、しかも、音楽もクラシックやシンプルな音楽が印象的に響きます。『ノーカントリー』の少ない音楽のように、その場その場でその場の雰囲気を盛り上げてくれます。

評価:85~90点
韓国映画もすごいんですね、侮ってました。

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