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第9地区

監督、脚本:ニール・ブロムカンプ
製作:ピーター・ジャクソン
出演:シャルト・コプリー

district9_20100411211708.jpg

ストーリー
南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に突如宇宙船が出現し、故障してしまったそれはそのまま留まってしまう。28年後、宇宙船に乗っていたエイリアンであるエビ(外見がエビ(=PRAWN)に似ているため)たちは地上に移り、隔離地区である第9地区で難民として地球人と共存していた。そこは人間とエビの争いが絶えないため、MNUと呼ばれる超国家組織によって管理・監視されていた。主人公ヴィカスはMNUの役人で、エビを居住地域から移動させる同意を取り付けるために第9地区に赴き、そこで事件が起こる。
(ウィキペディアより)

アメリカでは、製作のピーター・ジャクソン以外無名でありながらも、初登場1位を記録した異色のSF映画です。

感想を書くと、『アバター』よりもエンターテイメント性は低いけど、『アバター』よりもこっちを推したいというところです。

この作品は、ジェームズ・キャメロンの13年ぶりの新作でまたも世界一になった『アバター』と非常に話が似ています。しかし、実情は程遠いといえます。

というのも、監督や主演俳優が完全に無名。ジェームズ・キャメロンはなんだかんだで有名です。『タイタニック』だけでなく、『ターミネーター』や『エイリアン2』もあります。『アバター』主演のサム・ワーシントンも『ターミネーター4』で準主役を演じています。僕は、いい役もらったなと思っていたら、まさかね『アバター』の主演とは思ってもいませんでした。

とにかく、無名ぞろいです。

それに、製作費も非常に低いです。『第9地区』の製作費っていくらだと思います?

3000万ドルなんですよ。僕は驚きましたよ。『ターミネーター3』とかは2億ドルもかかっているのに、駄作なのにね。アメリカンニューシネマのあたりの映画もそこまで製作費が多かったわけじゃないです。やはり、知恵が一番重要だと僕は思っています。

内容としては、エイリアンが難民として描かれるわけです。舞台が南アフリカ共和国ということもあり、「アパルトヘイト」を想像します。ただ、パンフレットを読むと、「アパルトヘイトというよりも差別全般を扱っている」というようなことが書いてありました。

差別が象徴として描かれるわけですが、この作品のすごさはそこではありません。

まず、ドキュメンタリーっぽいつくりです。いろいろな人の取材映像を組み合わせて、主人公の親族なども出します。これらの映像で、なんだかよくわからないけど凄いことがあったということが理解できます。

さらに、ニューズ映像が流れます。この辺りは雑多で何が主張なのかはわかりにくいですが、エイリアンが好かれていない、エイリアンは悪い奴という考えを僕らは持つようになります。

そして、主人公ヴィカスの話が始まります。いきなり、エイリアンのところへ行くのではなく、彼の周りはどんな状況かということを最低限描いてくれます。この辺は『アバター』よりもよくできているといえます。

そして、エイリアン居住区へ行ってから彼の仕事ぶりがうかがえます。至って普通の役人のようです。しかし、この後重大な事件が起きてしまいます。

ヴィカスが事件に巻き込まれたあたりで、視点が少し変わります。ヴィカスの視点があることに変わりはありません

この辺りから、人間視点ではなくなります。エイリアンとヴィカスが中心になります。

いままでのシーンは人間側だったので、「エイリアンなんかいなくなくなった方がいい」と考えます。しかし、この辺でエイリアンに視点がチェンジします。

徐々に、「エイリアンも別に悪い奴じゃない」という感じになります。

最終的にどうなるかということに関しては、書きませんが、視点を変えることで今までのものをすべてひっくり返すのはよくできていると思いました。

『アバター』も感情移入する相手が変わるという点では同じともいえます。

ただ、僕は『第9地区』の方が『アバター』よりもすぐれていると思います。というのも、まず主人公の周囲の環境がちゃんと出るというところと、主人公の身の投じ方です。

『アバター』は「パンドラにもいいとこあるから、俺、エイリアンになるわ」というのが、行動の原因です。しかし、『第9地区』は違います。なるべくしてなるようになっています。『アバター』みたいに、「俺は選ばれた人間なんだ!」ということは描かれません。

『アバター』の問題点としては、主人公が全然挫折や失敗をしないということです。もちろん失敗もありますが、昔のハリウッドっぽく「どうせ、ジェイクが勝つんだろ」とおもえますが、『第9地区』は行き先が見えません。そこがよさといえます。

『アバター』はよくないみたいなことをかなり書いてますけど、僕は『アバター』は普通に面白いと思います。ただ、ジェリー・ブラッカイマー製作の映画(『パイレーツ・オブ・カリビアン』『トップガン』など)みたいなところが好きではないだけです。

それと、最後にアクションシーンが控えているんですけど、僕はそこで泣きそうになりました。お涙ちょうだいシーンじゃないんですけど、感動しました。

評価:85点
SF映画ですけど、ジャンル映画に分類したくなくなる映画です。日本でもこんな映画を作ってほしいです。
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詳しい内容はブログ内に書いてあります。

デラセルナさん、こんにちはです。
『District9』、いいですねぇ。観たいです。第二のキャメロンというこの作品ですが、アカデミー賞にノミネートされなければ、もっと公開が遅れていたと思うと、悲しくなりますね。

今日は「ブログ DE ロードショー」 のご案内に参りました。
映画ブロガーの皆様と一緒に、毎月一人のペースで選出された管理人の紹介したい映画を皆でみるという企画です。
ブログの中で、皆で同時期に観るという現代的な企画です。

泣けるファミリー映画です。
作品名:『パコと魔法の絵本』 
(2008年・日本製作作品 監督は中島哲也です)

選んだ理由。
☆全面の雰囲気に反比例して、邦画で難なく泣ける映画だからです。

鑑賞日は4月23日(金)~25日(日)の三日間です。(お忙しくてご都合の悪い場合は後日でも結構ですよ~!)

茶栗鼠としては、もっとも見ていただきたい作品の1つです。

是非、デラセルナさんと、一緒の時期に、同じ映画を見て、ワイワイ言い合いたいと思います。
(感想・レビューは強制ではありませんが、茶栗鼠は書くことになります)

Re: 詳しい内容はブログ内に書いてあります。

茶栗鼠さん、コメントありがとうございます。

『第9地区』を観ると、『アバター』がかすみます。あれは劇場で観ないと公開すると思います。

「ブログDEロードショー」、もちろん観ますよ。友人が『パコ』をしきりに勧めていましたが、邦画ということで敬遠していました。しかし、そこまでのお勧めならぜひ観ることにします。

いいですね、こういう企画。

工夫

こんばんは!第9地区。想像以上によかったので、私も観に行ってよかったなあと感じている一人です。

いろんな工夫がされていて話も面白いし、主人公自身の気持ち、感情の変化がよく描けているし、観る方も最初はなんてヤツってところが、だんだん主人公に同情というか最後のほうは、泣けてくるほどに主人公に対する観方が変わってくるんですね。

いやー結構すごい映画だと思います。

Re: 工夫

kasshyさん、コメントありがとうございます。

生涯ベスト作品とまでは行きませんが、かなり上位に食い込んでもいい作品だと思います。
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