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『アウトレイジ』

監督、脚本:北野武
出演:ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、國村準、北村総一郎、三浦友和、石橋蓮司、塚本高史、杉本哲太

outrage.jpg

ストーリー
関東の巨大暴力団・山王会本家・若頭の加藤は、傘下の池元組が村瀬組と兄弟盃を交わして親密になっている事を快く思っていなかった。そこで加藤はこの2つの組を仲違いさせようと企て、池元に対して「村瀬を締めろ」と無理な命令をする。しかし命令を受けた池元は村瀬と兄弟分であるため自分からは手が出せない。これに困った池元は結局、配下の大友組に命令して村瀬組を締めさせる事に成功した。だが後に、この件が元で池元組と大友組の親子闘争が勃発し、やがては山王会本家をも巻き込む壮絶な下剋上の権力闘争へと発展する…
(wikipediaより)

観てきました、『アウトレイジ』。

広告では、「全員悪人」と言ってましたが、メインな人物は全員悪人でした。

カンヌ国際映画祭に出品されて、賛否両論だったらしいですが、僕は、好きです。

そもそも、僕はグロ描写が好きな方です。

最初はきつかったですが、『プライベート・ライアン』の冒頭のオマハビーチの戦闘や『ブラック・ホーク・ダウン』の一連の戦闘などグロいところが大好きです。

もちろん目をそむけたくなりますが、逆にそこが好きです。

この『アウトレイジ』も拷問シーンがよくできていました。個人的に一番好きなのは、歯医者のくだり。あれは思ってもみない拷問でした。

賛否両論を読んだ理由は、僕が思うに、「カッコよさの排除」が一番だと思います。

現代的な(あまりいい表現ではありませんが)映画では、基本的にオチはきれいですっきりするというのが当然です。映画はあくまでもエンターテイメントで楽しむだけ、という人は多いです。

それらになれてしまうと、すっきりしない映画やわかりにくい映画などは敬遠されます。『ダークナイト』『イングロリアス・バスターズ』が日本で受けないのはそういった要因があると思います。実際には、エンターテイメントとしても十分に楽しめるんですけどね。いろいろと面倒ですからね。

この『アウトレイジ』は、そういったすっきり感がありません。

僕は、北野武が意図してそうしたのだと思っています。

北野武の映画を僕は観たことがありませんでした。『アウトレイジ』が最初です。『BROTHER』の最後だけは観ました。あちらは、印象的で未だに覚えています。

『ミスト』『セブン』『レボリューショナリー・ロード』というような、どう考えてもハッピーエンドとは言えない映画は、幸か不幸か心に残ります。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の最後を忘れる人はいないでしょう。

『アウトレイジ』もそこまで強烈なオチではありませんが、印象的です。

『映画秘宝』のインタビューを読むと、「暴力にはそれ相応の報いがある」と北野武は言っています。

そこから考えると、やはり「暴力はいけない」とまではいかなくとも「暴力にはこういう恐ろしさがあるんだぞ」というメッセージがあるように思えます。

メッセージがなんであれ、僕はラストを観て「なるほどね」と思いました。

やはりこの映画は現代的です。ヤクザ映画にありがちな「義理や仁義」が影をひそめています。そこが逆に面白いところでしょう。

それと、『アウトレイジ』を語るに切っても切れない拷問というか殺人シーン。

北野武は「映画での殺しかたノート」を持っているらしいです。

不謹慎ながらもついつい笑ってしまうという不思議な現象が起きます。身近な道具を使って思いもしなかった殺し方を見せてくれます。

「舌を出せ」のくだりも不意打ちでよかったでうす。

『トロピック・サンダー』の監督の死にかた同様、「え?」という感じのところもいくつかあります。

それらすべてとまではいいませんが、かなりの場面で楽しくなれる死に方が観られます。

ここまでいろいろと書きましたが、映画を観ると、メッセージ自体は割とわかりやすいです。

何も考えないでも普通に楽しめると思います。ただ、タランティーノやコーエン兄弟のような面白さなのでブロックバスター映画やクソみたいな邦画になれている人にはきついと思います。

少々注文をつけると、冒頭はアクションが少ないので、最初にひとつそういったものを置いてほしかったです。そうした方がうまく引っ張れると思います。

それと、もっと変な殺し方を見せてほしかったです。

それと、名前を覚えるのが面倒なので、もう少し覚えやすいようにしてほしいです。特に、脇役でもそれなりに重要な人です。

今回は、期待値を少し落として観に行きました。あまりにも高いと、がっかりすると思ったからです。

正直言うと、期待値を下げて良かったです。期待しまくるとちょっと期待にはこたえられなそうです。

やっぱり『イングロリアス・バスターズ』は凄いですね。僕は、人生で一番期待して観た映画でしたが、その期待値をはるかに超える映画でした。カタルシスがあるからというのもありますが、エンドロールの高揚感は素晴らしかったです。

『アウトレイジ』ももう少し長くして、アクションを増やしてほしいですね。

評価:70~75点
少し物足りないですが、十分な佳作だと思います。もう少し、ほしかったです。

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