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まさに宇宙人『座頭市』

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ストーリー

盲目のやくざ・市が或る宿場町に到着した。その町はやくざの銀蔵一家に支配され、人々は苦しい生活をしいられていた。ここで市は、幼少時に両親を何者かに殺害され親の仇を探して旅をしている芸者の姉妹と出会う。脱藩して職を失った浪人もこの町にたどりつき、剣術の腕を買われて銀蔵一家の用心棒を勤める。とある飯屋で市と浪人は出会い、互いに相手の剣術の凄さを見抜くのだった。市は賭場で遊び人の新吉と出会い、それが縁で新吉の叔母・おうめの家にやっかいになる。ある日市は賭場の博打のイカサマを見抜いたことから、やくざと大殺陣を演じてしまう。



『座頭市』の本家と言えば、勝新太郎版です。

僕は、平成生まれのガチガチのゆとり世代なので勝新版の『座頭市』をまったく知りません。DVD世代でもあるので、観れないこともないのに、情けないです。

ということなので、基本的に元のシリーズのどこを壊したのかということがまったくわかりません。

では、北野武の映画を軸に話を進めよう、と思いきや、僕は北野武の映画を『アウトレイジ』しか観ていません。

なので、ギャング・復讐・バイオレンスあたりから攻めることにします。タランティーノが軸になってしまうのは否めませんね。

北野武演じる座頭市(通称:按摩)は、生い立ちや年齢、仕事などまったく周辺情報がありません。タイトルにもありますが、蓮実重彦が言う「宇宙人」はあながち間違ってはないです。

ポスターに「最強。」とあるように、本当に最強です。

冒頭から殺陣というか戦闘シーンがありますが、瞬時に敵を葬り去ります。

幾度か敵を殲滅するシーンが続いて、「こいつ、半端なく強い…」という今では『96時間』のリーアム・ニーソン、古くはスティーブン・セガールとほぼ変わらない活躍を見せつけられます(『座頭市』のほうが『96時間』よりも古いですが)。

現代のハリウッド映画では信頼できる主人公というのはそうそういないですし、仮にヒーローがいても苦悩するばかりで、背中の大きい主人公はマイノリティです。

それらの映画の中でこの『座頭市』は少々特異です。

しかし、北野武とえばバイオレンスの天才といっても過言ではない存在です。

ということもあってか、殺陣のシーンは素晴らしいです。非常に映画的な躍動感あふれものになっています。

しかし、殺陣は基本的に一瞬なので幸か不幸か血沸き肉躍るということにはなりえません。

逆に、「お、殺陣が来るぞ」という期待がたまりにたまって、それがカタルシスになるので非常に心地いいです。

ストーリーは誰にでもわかるようなもので、通りすがりの座頭市のショーのようなものになっています。

農民の音楽を観てもわかるようにエンターテイメントを追求した作品に仕上がっています。

暴力を面白く描くのはけしからん事ですが、そんなことは観ているときには考えずに映画にのめりこんでしまいます。まさに、『ブラック・ホーク・ダウン』です。

音楽のお話ですけど、ラストのタップダンスは秀逸ですね。

シリアスなものではなく、純粋に楽しんでくれよというメッセージなのでしょう。

北野武の映画も掘り下げたいです。
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