スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「アウトレイジ」への第一歩『TAKESHIS’』

TAKESHIS.jpg

北野武が悩みに悩んだ三部作の一作目。早いうちに言っておきますけど、こればかりは北野武信者の僕でも擁護できないほどつまらないです。

この『TAKESHIS’』は直線的なストーリーが存在しません。あるのは今までの映画のシーンやよくわからないシーンの羅列です。

最初は、「つまらねーな」とか思ってましたが、途中で北野武の考えていることに気づきました(間違っているっかもしれませんが)。

北野武はいろいろと悩んでいてということをヒントにこの映画を読み解くと、ひとつの答えがでました。

それは、「2つの自分に悩んでいた」ということです。

劇中では、北野武とビートたけしの2人のたけしが登場しますが、もちろん北野武とビートたけしは比喩となっています。

北野武は映画監督(芸術家)としてのたけし、ビートたけしは芸人(人気者)としてのたけしを表しています。

好きな映画をやっていくには映画つまり芸術に没頭したいわけですが、芸人つまり人気者としての自分を捨てきれないため、完全にのめりこむことができないということを表しているのだと僕は考えました。

直線的なストーリーが存在しないということは、何かひとつのことをずっと問い続けているということでしょう。それがいろいろな形で出てきます。

美輪明宏が予想外にもストレートなセリフを使ったことには驚きましたが、その問いをずっと繰り返し繰り返し映像で見せてきます。しかし、ここはいつもの北野武映画同様、直接説明することは基本的にありません。

北野武は劇中では役者を目指しているという設定ですが、それを周りから邪魔され進みにくい状況にされています。それに抗うというストーリー運びになっているということは、北野武がやりたいのはやはり映画ということになるのでしょう。

ネタバレになるので押させておきますが、この『TAKESHIS’』は北野武が自分から脱却し新しい自分へと成長するための映画だと思います。

北野武なりの回答は出ていますが、まだまだこの段階では結果的に決別はできなかったようです。

この作品はお世辞にも面白いとは言い難いですが、傑作『アウトレイジ』に至るためには必要なプロセスであったと思います。北野武の映画史の中ではそうはいっても重要な作品となっています。

まだ2作、悩みと戦う作品が続きますが、『アウトレイジ』のためなら仕方ないなと正直思います。
スポンサーサイト

comment

Secret

確かにこの作品はおもしろくねぇな………京野ことみのベッドシーンしか覚えていない。でもこれはこれでええんちゃうか。北野ワールド。

Re: タイトルなし

まあ、そんなもんでしょうね。

どう考えても、人に薦めて「見ろ」とは言えませんしね。
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
検索フォーム
リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新記事
FC2カウンター
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。